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2008/12/01

marimo/pupa

金曜日、pupaのライブに行って来た。会場はZepp福岡。pupaなら指定席でゆったり聴くのもいいだろうと思ってはじめてZeppで2階席を取っていたが、会場に行ってみると1階もイスが並んでいた。しまったと後悔してももう遅い。まぁ2階もステージはわりと見えるけど、最前列だったので座ると目の前の手すりがちょうどジャマになったりでちょっと残念な感じ。

ライブはアルバム「floating pupa」からの曲を中心にメンバーのソロ曲も何曲か演奏。リーダーの高橋幸宏はステージ最前列でキーボードやパーカッションを触りつつ歌ったり、右奥のドラムセットを叩いたり。それぞれメインの楽器があるものの、ほとんどのメンバーが曲によっていくつかの楽器を持ち替えて演奏していた。そして(たぶん)権藤知彦以外の全員が1曲以上メインボーカルを担当。普段からボーカルを取っている高橋幸宏、原田知世、高野寛はもちろん、高田漣と堀江博久のボーカルもそれぞれよかった。サウンド同様かなり自由なバンドだ。

曲によってステージ前後のスクリーンにCGや風景映像を流したり、照明とかメンバーの立ち位置まで含めたトータルでのステージの見せ方がとてもいい感じでまとまっていて、軽やかかつ濃厚、でもまろやかな独特のサウンドがさらに魅力的に感じた。ライブは演奏の質で勝負すればいい、余計な演出は要らないと思っていたけど、こんな見せ方もアリだなと思った。

で、サウンドもビジュアルもすごく楽しめるステージの中で、やっぱり一番目を引いたのが原田知世。アルバムジャケットと同じ白いブラウスにグレーの膝上丈のスカートというスタイルで、控えめにリズムを取りながら歌ったり、曲間のMC中の「ふふふ」という笑い声がとってもキュートだった。

原田知世というとアイドル時代、それから女優としてのキャリアは多少は知っていたけど、正直ミュージシャンとしてのイメージはほとんどなくて、pupaにもお客さんとして迎えられているのかなと思っていた。けど、メインボーカルを担当する曲以外でも、コーラスやキーボードなどで常にフロントにいて、決して強く主張しないのに抜群の存在感だった。メンバー紹介時に高橋幸宏が「この人の参加がなければこのバンドは成立しませんでした」というようなことを言っていたけど、確かに納得。

なにより低すぎず高すぎず、透き通ってどこか浮遊感がある声質とバンドのサウンドとの相性が絶妙。クールな「At Dawn」もいいけど「Anywhere」とか「marimo」のような穏やかな曲がとても心地良い。思わずブレンディのCMみたいにリラックスして「ふぅ」と言いたくなるのだ。

そういえば、これまで映像ではかなり見たことがあったけど、よく考えてみると高橋幸宏のドラムもボーカルも生は今回が初体験だったりする。本物は期待していた以上によかった、と言ってはこれだけのキャリアのある人に対して失礼すぎるか。ステージが進むに連れて、すごい物を今見てるよな、という喜びがじわじわとわき上がってきた。

pupaの今回のツアーはたった3本、そのうちの1本を見ることができて本当によかった。
時々でもいいからまたやってほしいと心から思った。

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