« ルディプロジェクト パーセプション | トップページ | Universo Ao Meu Redo/畠山美由紀 »

2007/10/27

街のあかり

久しぶりの映画館で「街のあかり」を観てきた。

コイスティネンは夜警の警備員。友達も恋人もなく、
仕事帰りに酒を飲み、帰りに売店でソーセージを食べながら
グチるだけの毎日。
そんなある日、勤務中にコーヒーを飲んでいるとブロンドの
女に話しかけられる・・・。

<以下ネタバレ>

主人公はとても不器用で、騙されて舞い上がり、やがて裏切りに
気がついても相手を責めることもなく、ついには罪を被せられ
服役することに。出所しても、唯一心配してくれる人の気持ちに
向き合うこともなく、虚勢を張るばかり。

ストーリーが進むにつれてどんどん状況は悪くなっていくけれど、
主人公は変なまっすぐさで決して絶望するわけではなく、
目を背けたくなるような悲惨な描写もないことから、
観ていて不思議なほど悲壮感はない。

ところがラスト近くで、立ち直りのきっかけを踏みにじられた
ことでついにキレてしまい、やけくそで復讐しようとするが
逆に返り討ちにあってしまうという、とことんなダメっぷり。
でも自分に置き換えると、あり得ないとも言い切れないところが
なきにしもあらず・・・(笑)

ラストはありきたりかもしれないけど、ようやく大事なものに
気がついたということで。

全編通して映像も音も地味で、いい意味で古い映画のような感じ。
薄暗い夜の街並みも印象的だった。
フィンランドというとウィンタースポーツとラリー、それから
リトマネンなど何人かのサッカー選手の印象しかなくて、
さわやかとかほのぼのとかどちらかというとポジティブなイメージ
しかなかったけど、結構どんよりした感じなのかも、と思ったり。

見終わった後適度な余韻が残った。といっても「?」マークが
グルグルと回るような感じでは全然なくて。
のど越しが良くて多少のコクがあるブラックコーヒーを飲んだ
ような感じ。

|

« ルディプロジェクト パーセプション | トップページ | Universo Ao Meu Redo/畠山美由紀 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/9774/8641143

この記事へのトラックバック一覧です: 街のあかり:

« ルディプロジェクト パーセプション | トップページ | Universo Ao Meu Redo/畠山美由紀 »